〔東京株式〕大幅続落=金融株も重し(17日前場)☆差替

AI要約

日経平均株価が大幅続落し、TOPIXも下落。為替の円高で下げ幅が広がり、金融株の下落が株価に影響。

64%の銘柄が値下がりし、出来高は9億1565万株、売買代金は1兆9886億円。保険業や銀行業が大きく下落。

業種別株価指数では保険業や銀行業が下落率が大きかったが、海運業や空運業は上昇している。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前営業日比753円22銭安の3万5828円54銭と大幅続落。東証株価指数(TOPIX)は46.40ポイント安の2524.74。為替が円高に振れたことで下げ幅が広がった。保険や銀行など金融株の下落も株価の重しになった。

 64%の銘柄が値下がりし、34%が値上がりした。出来高は9億1565万株、売買代金は1兆9886億円。

 業種別株価指数(33業種)は保険業、銀行業、電気機器などの下落率が大きかった。上昇は海運業、水産・農林業、空運業など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は大幅安。出来高は1億8145万株。

 【グロース】グロース250とグロースCoreはともに軟調。

 (10時12分)日経平均株価は下げ幅が400円を超えるなど軟調。「特に材料はないが、寄り後に頭の重さが見られたことで、売りが出ている」(国内証券)とされ、3万6000円台前半に押されている。外国為替市場のドルの対円相場も東京時間に入って戻り一服となっており、海外売上比率の高い銘柄には買いが入りにくい状況だ。日米で債券利回りが低下傾向をたどる中、保険など金融株の下落率が相対的に大きくなっている。

 (寄り付き)日経平均株価は前営業日比20円17銭高の3万6601円93銭と小幅高で始まった。売り買いともに決め手を欠き、前週末終値付近でもみ合いとなっている。