〔欧州株式〕軒並み下落=英0.68%安、独0.08%安(18日)

AI要約

18日の欧州株式市場は軒並み下落し、英FTSE100は0.68%安の8253.68で引けた。

FOMCの結果発表を控え、投資家のリスク回避姿勢が強まり、英国株が重しに。

個別銘柄ではJDスポーツ・ファッションなどが下落し、一方、レキット・ベンキーザーやBASFは上昇した。

 【ロンドン時事】18日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比56.18ポイント(0.68%)安の8253.68で引けた。

 ドイツ主要40銘柄指数(DAX)は0.08%安、フランスCAC40種指数は0.57%安、ストックス欧州600種指数は0.50%安だった。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、投資家のリスク回避姿勢が強まった。この日発表された8月の英消費者物価指数(CPI)でサービス価格の伸びが加速し、イングランド銀行(中央銀行)による利下げ観測が後退したことも英国株の重しとなった。

 FTSEの構成銘柄では、小売り大手JDスポーツ・ファッションが5.95%安、有害生物管理会社レントキル・イニシャルが4.59%安、生命科学分野などの専門的商品・サービスを提供するディプロマが2.89%安と下げを主導。一方、生活用品大手レキット・ベンキーザーは1.24%高、不動産サイト大手ライトムーブは1.19%高、ホームセンター大手キングフィッシャーは1.15%高と買われた。

 DAXでは、化粧品大手ブレンタークが1.36%安、香料大手シムライズが1.35%安、電力大手RWEが1.28%安と下げた半面、化学大手BASFは2.37%高、製薬大手バイエルは1.67%高で取引を終えた。