サムスン電子の印工場スト、3日目に突入 幹部が現地入り

AI要約

インド南部のサムスン電子工場で従業員数百人が賃上げを求めてストライキを行っており、生産に影響が出ている。

ストライキは南部タミルナド州の工場で3日目に入り、サムスンのインド売上の20-30%に貢献している。

従業員は賃上げや労働条件の改善、労働組合の認定を求めており、サムスンの上層部が対応に当たっている。

サムスン電子の印工場スト、3日目に突入 幹部が現地入り

Praveen Paramasivam

[スリペルブドゥル(インド) 11日 ロイター] - 韓国サムスン電子のインド南部工場で従業員数百人が賃上げなどを求めて実施しているストライキが3日目に入った。生産に影響が出ている。

ストが行われているのは南部タミルナド州の州都チェンナイ近郊にあるスリペルムブドゥル工場。約1800人を雇用し、冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの家電製品を製造している。関係筋によると、サムスンのインドの年間売上高(120億ドル)の20─30%に貢献している。

インドで行われたストとしては近年最大規模の1つ。従業員は賃上げ、就労条件の改善、労働組合の認定を要求している。サムスンのJBパク南西アジア担当最高経営責任者(CEO)らが現地に赴き、対応に当たっている。

サムスン電子では、韓国国内でも7月と8月に最大労組が賃上げや福利厚生の改善を求めて数日間ストを実施したが、生産への影響はなかった。