米ISM非製造業総合指数、8月は51.5でほぼ横ばい 雇用減速

AI要約

米国の8月の非製造業総合指数は前月とほぼ横ばいの51.5で、市場予想を上回っていた。労働市場の軟化により雇用の伸びは鈍化した。

経済活動は昨年よりも緩やかなペースで拡大を続けており、新規受注指数は上昇傾向にある一方、サービス業雇用指数は低下した。

価格指数は一部上昇しているものの、需要を抑制している高金利により国内の物価上昇圧力は和らいでいる。

米ISM非製造業総合指数、8月は51.5でほぼ横ばい 雇用減速

[ワシントン 5日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が5日発表した8月の非製造業総合指数は51.5と、前月の51.4からほぼ横ばいだった。ただ、労働市場の軟化に伴い雇用の伸びは鈍化した。

業況拡大・縮小の境目とされる50を上回り、市場予想の51.1よりも好調だった。

経済活動が昨年より緩やかなペースながら拡大を続けたことを示した。

新規受注指数は53.0と、7月の52.4から上昇。サービス業雇用指数は7月の51.1から50.2に低下した。

価格指数は7月の57.0から57.3に上昇した。ただ、高金利が需要を抑制しているため、国内の物価上昇圧力は和らいでいる。