〔欧州株式〕軒並み下落=英0.78%安、独0.97%安(3日)

AI要約

欧州株式市場は、米製造業の景気減速懸念から下落。各指数が0.78%から0.97%安で引けた。

金属や原油価格の下落が資源関連株を押し下げ、主要銘柄も下落。一方、一部の企業は上昇傾向。

英国ではライトムーブやフレスニロなどが下落、一方でイージージェットやB&Mヨーロピアン・バリュー・リテールなどが上昇。

 【ロンドン時事】3日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比65.38ポイント(0.78%)安の8298.46で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.97%安、フランスCAC40種指数は0.93%安、ストックス欧州600種指数は0.97%安だった。

 サプライ管理協会(ISM)がこの日発表した8月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)が市場予想を下回ったことを受け、市場では世界経済の減速懸念が再燃し、株価の重しとなった。金属や原油などコモディティー(商品)価格も下落し、資源関連の比率が高い英国株を下押しした。

 FTSEの構成銘柄では、不動産サイト大手ライトムーブが6.78%安、産金大手フレスニロが5.63%安、資源大手アングロ・アメリカンが4.81%安と下げを主導。一方、格安航空大手イージージェットは2.74%高、小売り大手B&Mヨーロピアン・バリュー・リテールは2.19%高、航空機エンジン大手ロールス・ロイスも1.72%高と買われた。

 DAXでは、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが4.68%安、商用車大手ダイムラー・トラックが3.47%安、高級車メーカーのポルシェが3.21%安。半面、香料大手シムライズは1.85%高、ハノーバー再保険は0.93%高、通販大手ザランドは0.70%高で取引を終えた。