〔欧州株式〕軒並み小動き=英0.15%安、独0.13%高(2日)

AI要約

欧州株式市場は週明けに小動きで推移し、英FTSE100はわずかに下落。ドイツDAXやフランスCAC40は若干上昇した。不動産株が買われる一方、航空・防衛関連株などは売られた。

英国では不動産サイト大手REAグループによる買収が注目され、関連株が急伸。一方、米国市場が祝日で休場となったことも影響し、市場全体は動意に乏しかった。

各株式指数の構成銘柄では、ライトムーブやバラット・デベロップメンツなどが上昇し、一方でロールス・ロイスやBAEシステムズなどが下落した。

 【ロンドン時事】週明け2日の欧州株式市場は軒並み小動きだった。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前週末終値比12.79ポイント(0.15%)安の8363.84で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.13%高、フランスCAC40種指数は0.20%高、ストックス欧州600種指数は0.02%安だった。

 オーストラリアの不動産サイト大手REAグループが買収を検討していると伝わった英同業ライトムーブが急伸し、不動産株がつれ高となった。一方、航空・防衛関連株や小売株などは売られた。米国市場が祝日で休場だったこともあり、総じて動意に乏しかった。

 FTSEの構成銘柄では、ライトムーブが27.43%高と上昇率トップとなり、住宅大手バラット・デベロップメンツが3.12%高、中古車販売サイトのオートトレーダー・グループが3.06%高で続いた。一方、航空機エンジン大手ロールス・ロイスは6.47%安、航空・防衛大手BAEシステムズは2.82%安、小売り大手JDスポーツ・ファッションは2.25%安。

 DAXでは、不動産大手ボノビアが1.99%高、郵便・物流大手ドイツポストが1.33%高、ミュンヘン再保険が1.27%高と買われた半面、医療機器のザルトリウスは4.73%安、通販大手ザランドは3.11%安、防衛大手ラインメタルは2.69%安だった。