高炉大手の主原料調達価格 鉄鉱石スポット反発 原料炭は依然低水準

AI要約

高炉大手が調達する主原料の四半期価格は下落が続き、10―12月の鉄鉱石と7―9月の原料炭が安くなる傾向にある。

足元では鉄鉱石の価格が上昇している一方、原料炭は低位にとどまっている。しかし、将来的には中国などの需要回復が期待され、相場が上昇する可能性がある。

原料炭を含めた相場の上昇が見込まれる中、業界関係者は今後の動向に注目している。

 高炉大手が調達する主原料の四半期価格は下落が続く。業界関係者によると、10―12月の鉄鉱石は7―9月比8%安と2四半期連続で下がる。7―9月の原料炭は4―6月比8%安と3期連続で下がる。足元のスポット市況は鉄鉱石が反発している一方、原料炭は低位にとどまる。今後の中国などの需要回復期を迎え、相場は原料炭を含めて上向く可能性がある。