上場企業分析 コモ、売上高原材料費率3年で9ポイント上昇 原材料高騰で利益圧迫 商品の見直しを検討 生産効率化、収益力向上へ

AI要約

ロングライフパン製造のコモ(本社小牧市)は、原材料やエネルギーコストの高騰により、一時的な利益の大幅な減少を経験したものの、24年3月期には販管費の削減などにより営業利益が前期比75・0%増の8100万円に回復した。

25年3月期では原材料価格を考慮した商品の見直しを行い、収益力の更なる向上を目指す方針を持っている。

経常利益や純利益も増加傾向にあり、企業としての安定した成長が期待される状況である。

上場企業分析 コモ、売上高原材料費率3年で9ポイント上昇 原材料高騰で利益圧迫 商品の見直しを検討 生産効率化、収益力向上へ

 ロングライフパン製造のコモ(本社小牧市)。原材料やエネルギーコストの高騰により、2022年3月期、23年3月期は利益が大きく落ち込んだが、24年3月期は販管費の削減などにより、営業利益が前期比75・0%増の8100万円、経常利益76・3%増の8900万円、純利益37・5%増の4200万円と、回復の兆しを見せている。25年3月期は原材料価格を勘案した商品の見直しなども検討し、さらなる収益力向上を図る考えだ。(尾東・天野こず重)