ウクライナ「F-16の初戦果」を発表 侵攻以来“最大規模”となるロシア軍の空爆に対抗

AI要約

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2024年8月27日、ウクライナ空軍のF-16がロシア軍のミサイルと無人機攻撃に出撃し、一部を撃墜したと発表。

ロシア軍による空爆は15州を標的としており、ウクライナ国防省によると102発のミサイルと99機の無人機が撃墜された。

ウクライナは西側諸国から供与を受けたF-16を戦力化し、中距離空対空ミサイルや短距離空対空ミサイルを装備。ゼレンスキー大統領は成果を評価している。

ウクライナ「F-16の初戦果」を発表  侵攻以来“最大規模”となるロシア軍の空爆に対抗

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2024年8月27日、ミサイルと無人機攻撃に対する防衛の一環としてウクライナ空軍のF-16が出撃し、そのうちの一部を撃墜したと発表しました。

 ゼレンスキー大統領がウクライナ国内のメディアに明かした話によると、8月26日にロシア軍がウクライナ国内の15州を標的として、200以上のミサイルと無人機を投入した空爆の際に出撃したとのことです。

 この攻撃は2022年2月にロシアによる侵攻が始まって以降、最大かつ広範囲に及ぶインフラ破壊を目的とした空爆となりましたが、ウクライナ国防省は102発のミサイルと99機の無人機を撃墜したと発表しており、そのうちの何機かを、F-16が撃墜したようです。ゼレンスキー大統領は「素晴らしい成果を上げている」と評価しました。

 デンマーク、オランダ、ノルウェー、ベルギーなどが供与を表明しているF-16は、8月初旬以降、10機程度がウクライナで戦力化されているとみられており、既に西側の中距離空対空ミサイルであるAIM-120「アムラーム」や短距離空対空ミサイルのAIM-9「サイダーワインダー」を装備している姿も目撃されていました。