吉野家が新事業 国産のダチョウ丼1600円で提供 「第4の肉」に

AI要約

吉野家ホールディングスが数量限定で国産オーストリッチ肉を使用した「オーストリッチ丼」を販売

オーストリッチミートは赤身でたんぱく質が豊富、低脂質で健康を売りにしている

同社はオーストリッチミートを「第4の肉」と位置付け、機能性表示食品として受理されている

吉野家が新事業 国産のダチョウ丼1600円で提供 「第4の肉」に

 吉野家など牛丼チェーン店を展開する吉野家ホールディングス(東京都中央区)は、国産のオーストリッチ(ダチョウ)の肉を使用したローストビーフ風の丼メニュー「オーストリッチ丼」を数量限定で販売する。赤身で高たんぱく、低脂質が特徴で、健康を維持する食事として売り込む。

 同商品は、同社の子会社「SPEEDIA」が経営する茨城県石岡市の牧場で取れた、良質なオーストリッチミートのモモ肉ととヒレ肉を使用する。味付けはしょうゆとサワークリームのホワイトソースで、中央に卵の黄身を添える。一枚一枚に厚みがあるものの、しっとりと柔らかく食べ応えがあり、独特な臭みはない。

 ガラスープをセットに付け、1食1683円。「吉野家」の一部店舗で約6万食の数量限定で販売する。

 同社はオーストリッチミートを、牛や豚、鶏に続く「第4の肉」と位置付ける。抗疲労成分も他畜種より多く含まれているため「一時的に疲労感を軽減する機能がある」(同社)という。

 同社のモモ肉は2023年6月、生鮮食品で機能性表示食品として消費者庁に受理されている。「オーストリッチミートを活用し、おいしいだけではなく健康な食事を追求していく」とする。

 子会社の「SPEEDIA」では、美容効果が期待できるとして、オーストリッチのオイルを活用したスキンケア商品の本格販売を始める。