中国・香港、理財コネクト拡大へ 証券10社が第1陣=関係筋

AI要約

中国広東省と香港・マカオで構成する「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)」で個人投資家に資産運用商品への越境投資を認める「越境理財コネクト」制度の実験が拡大される。

新たに証券会社10社が第1陣として同制度に参加し、現在同制度に参加している銀行に加える。

広東省9都市の住民が香港・マカオの銀行が販売する投資商品を購入できる「越境理財コネクト」制度が2021年後半に開始される。

中国・香港、理財コネクト拡大へ 証券10社が第1陣=関係筋

Selena Li Xie Yu

[香港 20日 ロイター] - 関係筋によると、中国広東省と香港・マカオで構成する「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)」で個人投資家に資産運用商品への越境投資を認める「越境理財コネクト」制度の実験が拡大される。

現在同制度に参加している銀行に加え、新たに証券会社10社が第1陣として同制度に参加する。

第1陣として参加する証券会社は、中信(CITIC)証券、中国国際金融(CICC)、華泰証券、広発証券(GFセキュリティーズ)、招商証券、平安証券、国泰君安証券、国信証券、国投証券、中泰証券。

理財コネクトは2021年後半に開始。広東省9都市の住民が香港・マカオの銀行が販売する投資商品を購入できる。同様に香港・マカオの住民も本土に投資できる。

同制度では今年に入り、本土から香港・マカオへの投資が急増。本土の富裕層が国内経済・不動産セクターの低迷や人民元相場の下落から財産を守ろうとしていることが背景だ。