〔NY外為〕円、146円台前半(20日朝)

AI要約

米長期金利の低下を受けて円買い・ドル売りが優勢となり、円相場は1ドル=146円台前半に上昇。

様子見ムードも広がり、146円台前半での商いにとどまっている。

パウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演が注目されている。

 【ニューヨーク時事】20日午前のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の低下を背景に円買い・ドル売りが優勢となり、円相場は1ドル=146円台前半に上昇している。午前9時現在は146円10~20銭と、前日午後5時(146円55~65銭)比45銭の円高・ドル安。

 米長期金利が低下したことで、日米金利差の観点から円買い・ドル売りが優勢の展開。ただ、米カンザスシティー連銀主催の「ジャクソンホール会議」の開催や、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表などの重要イベントを週内に控えて様子見ムードも広がり、146円台前半付近での狭いレンジでの商いにとどまっている。米連邦準備制度理事会(FRB)による9月の利下げは確実視されているものの、パウエルFRB議長がジャクソンホールでの講演で積極的な利下げを示唆するかどうかなどに注目が集まっている。

 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1090~1100ドル(前日午後5時は1.1081~1091ドル)、対円では同162円20~30銭(同162円45~55銭)と、25銭の円高・ユーロ安。