〔東京株式〕下げ幅拡大=円高進行を嫌気(19日後場中盤)

AI要約

日経平均株価は後場に入り為替の円高進行により下落幅を拡大し、輸出関連株が売られている。

前場から軟調な展開で、前週末比600円を超える下落を記録。為替の円高や輸出関連株の売りが圧迫要因となっている。

出来高は7億7379万株で、業種別株価指数では鉱業や機械が下落し、鉄鋼や海運業が上昇している。

 (13時50分)日経平均株価は後場に入り為替が急激に円高進行していることを受けて、下落幅を拡大している。自動車や機械など輸出関連株を中心に幅広い銘柄が売られている。東証プライム市場の下落銘柄は8割を超え、値がさの半導体株なども下げを加速し、日経平均は一時前週末比600円を超える下落となった。

 (後場寄り)日経平均株価は、前週末比138円08銭安の3万7924円59銭で後場の取引を開始した。前場の流れを引き継ぎ、軟調となっている。前週の大幅上昇に対する下落や、前週末に比べ為替が円高方向に振れていることから輸出関連株の一部などが売られている。

 (前引け)【プライム】午前の日経平均株価の取引は、前週末比15円50銭安の3万8047円17銭と小幅下落して終了した。前週続伸した反動による利益確定売りや、大幅下落から回復したことによる戻り売りに押されたが、投資家心理改善による買いも入りほぼ横ばいとなった。東証株価指数(TOPIX)は、1.37ポイント安の2677.23。

 50%の銘柄が値下がりし、47%が値上がりした。出来高は7億7379万株、売買代金は1兆8493億円。

 業種別株価指数(33業種)は、鉱業、機械、小売業などが下落。鉄鋼、海運業、情報・通信業などが上昇した。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅上昇。出来高1億8638万株。

 【グロース】グロース250とグロースCoreはともに続伸。

 (9時55分)日経平均株価は、寄り付き後に半導体株などが主導し一時前週末比300円超下落した。しかし、その後は一時プラス圏に転じるなど前週末終値近辺に値を戻している。市場参加者からは「きょうは方向感なく、前週末終値をはさんだ動きとなるのではないか」との声が聞かれた。

 (寄り付き)午前の日経平均株価は前週末比198円91銭安の3万7863円76銭と下落して始まった。前週末に大幅上昇した反動などで幅広い銘柄で売りが先行し、寄り付きから3万8000円台を割り込んだ。