年収「300万円台」での持ち家購入が増加!?住宅ローンを組んで「無理なく生活」できるの?

AI要約

多くの人が住宅ローンを利用して持ち家を購入しています。安定した収入があれば審査に通る可能性が高く、最近は年収300万円台でも住宅ローンを組む人が増えています。

コロナ禍以降、テレワークや不動産価格の影響で郊外の戸建て住宅を希望する人が増加しており、年収300万円台でも持ち家の購入を考える人が増えています。

年収300万円で35年ローンを組む場合、借入額は2270万円となり、年間返済額は68万8008円。ただし、融資手数料や諸費用も考慮する必要があります。

年収「300万円台」での持ち家購入が増加!?住宅ローンを組んで「無理なく生活」できるの?

持ち家を購入する人の多くが住宅ローンを利用します。安定した収入があれば、住宅ローンの審査に通る可能性は高いでしょう。

しかし「年収300万円台では審査に通らないのではないか」「審査に通っても、持ち家を購入した後の生活が苦しくなるのではないか」と心配になる人もいるでしょう。

最近は、年収300万円台でも住宅ローンを組んで持ち家を購入する人の割合が増えてきているようです。

本記事では、年収300万円台での借り入れ可能額や、持ち家購入後の生活について詳しくご紹介します。

コロナ禍以降、年収300万円台で持ち家の購入を希望する人が増加しているといわれています。

教育ローンや自動車ローンなど、ほかにも借り入れがある状態でも住宅ローンを申し込む人が増えているのは、将来の住居に関する不安をなくしたいという気持ちが大きくなっていることが理由の一つかもしれません。

また、コロナ禍以降はテレワークの普及により自宅で仕事をする人の割合も増え、都心部や駅近に住む必要性が減ってきていることもあり、郊外の戸建てに住むことを希望している人が多いようです。

年収300万円台の場合、いくらまで借り入れできるのか、とある銀行の住宅ローンシミュレーションでみてみましょう。年収300万円で35年ローンを組んだ場合、借入額は2270万円となりました(金利は年0.34%と仮定)。年間返済額は68万8008円、月々の返済額は5万7334円です。

同じようにシミュレーションすると、年収350万円の場合は借入額が2650万円となり、年間返済額が80万3184円、月々の返済額は6万6932円です。

借入額の全額を住宅購入代にかけられるわけではなく、不動産会社に支払う融資手数料やローン保証会社に支払う保証料、火災保険料・地震保険料などの諸費用にも充てる必要があります。

新築物件の場合、諸費用は物件価格の3%~7%といわれているため、2270万円借り入れしたとして、購入できる物件の費用は2201万9000円~2111万1000円ということになります。