米住宅ローンの借り換え、2020年以来の大幅増-金利低下が後押し

AI要約

米国の住宅ローンの借り換えが急増し、新型コロナウイルスの影響以来の大幅な伸びを記録した。

借り換えコストが低下しており、借り換えの指数は約2年ぶりの高水準に達している。

住宅購入向けのローン申請も大幅に上昇し、金利も過去最低水準となっている。

米住宅ローンの借り換え、2020年以来の大幅増-金利低下が後押し

(ブルームバーグ): 米住宅ローンの借り換えは先週、新型コロナウイルス禍初期以来の大幅増となった。借り入れコストが引き続き低下したことが背景にある。

全米抵当貸付銀行協会(MBA)の14日発表によると、借り換えの指数は34.5%上昇し、889.3と約2年ぶり高水準を記録。住宅購入に向けた住宅ローン申請指数は9日終了週に2.8%上昇し、6月第1週以来の大幅な伸びとなった。

30年物固定住宅ローンの契約金利は1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の6.54%。15年物固定住宅ローンの金利は7bp低下して5.96%と、昨年5月以来の低水準。

15年物固定住宅ローン金利は、5年物変動型ローンの金利を8bp下回り、その差は2022年1月以来の最大となった。

購入と借り換えを含めた全体の住宅ローン申請指数は16.8%上昇と、昨年1月以来の大幅な伸びを記録した。

原題:US Mortgage Refinancing Surges by Most Since 2020 on Lower Rates(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.