「銀行預金をすすめてくる父」と「新NISAをすすめてくる夫」どちらのアドバイスを聞くべき?

AI要約

2024年から始まった「新NISA」について、銀行預金との比較を通じて解説。新NISAは投資で得た利益と配当金が非課税になる制度で、メリットとデメリットがある。

銀行預金のメリットは元本保証で安全性が高いが、利息がほとんどつかず、実質的な利益は少ない。一方、新NISAは非課税になる利点があり、投資できる金額や非課税期間が広がっている。

投資にリスクを取りたくない人には銀行預金がおすすめであり、将来の資産形成を考えるならば新NISAを検討することが重要である。

「銀行預金をすすめてくる父」と「新NISAをすすめてくる夫」どちらのアドバイスを聞くべき?

2024年から始まった「新NISA」。ニュースなどでも度々取り上げられ、「新NISA」という言葉を一度も聞いたことがない人はほとんどいないでしょう。

ただし、周りに銀行預金をすすめてくる人と新NISAをすすめてくる人がいて、結局どっちがいいのか分からないという人もいるかもしれません。

結論、銀行預金と新NISAは絶対にどっちがいいという答えはありません。それぞれにはメリットとデメリットがあります。

そこで本記事では、銀行預金と新NISAのメリットとデメリットをわかりやすく解説します。

新NISAの制度概要についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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まずは、そもそも新NISAがどのような制度なのかを確認しましょう。

新NISAとは、投資で得た利益と配当金が非課税になる制度です。通常、投資で得た利益と配当金には約20%の税金がかかりますが、新NISAで投資をすればこの税金がかかりません。

また、2023年までの旧NISA(つみたてNISA・一般NISA)と比較して、年間に投資できる金額が増額となり、非課税期間も無期限となりました。

ではさっそく、銀行預金と新NISAのメリット・デメリットを確認していきます。

まずは、銀行預金からみていきましょう。

●メリット

銀行預金のメリットは、なんといっても元本保証です。基本的に銀行預金に預けたお金は減りません。

また、銀行が破綻した場合などでも元本1000万円までとその利息は全額保護されます。そのため、とにかくお金を減らさずに安全に預けたい人は銀行預金がおすすめです。

●デメリット

一方で、銀行預金はお金がほとんど増えないことがデメリットです。現在の大手銀行の普通預金の金利は年率0.02%となります。100万円預けても年間200円しかお金は増えないです。

インフレでモノの価格が上がっている現代では、銀行預金は実質的にお金の価値が減ってしまうこととなります。