【夏休みの散財に注意】お金が貯まらない人には理由がある?各年代の「平均貯蓄額」も

AI要約

夏休みシーズンにお金の使い方を工夫するため、各年代の平均貯蓄額を確認しました。

金融資産非保有世帯が各年代で多いことが明らかになりました。

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【夏休みの散財に注意】お金が貯まらない人には理由がある?各年代の「平均貯蓄額」も

夏休みが始まり、多くの人々が旅行やレジャーに出かけるシーズンがやってきました。

気持ちがウキウキすると、いつもに比べて財布の紐も緩みがちに。

楽しむことは大切ですが、散財に気を付けないと家計に大きく影響が出ることもあるでしょう。

特に、お金が貯まらないと悩んでいる人にとっては、この期間中の無駄な支出は控えたいものです。

今回は、各年代の平均貯蓄額を確認して、夏休みにお金を無駄遣いしないための賢いお金の使い方をご紹介します。

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金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」では、各年代の金融資産保有額を集計しています。

その結果が以下のグラフです。

各年代別に、貯蓄割合の多い順での1位、2位を挙げると以下のとおりになります。

●20歳代の貯蓄割合上位

 ・1位:金融資産非保有36.8%

 ・2位:100万円未満21.6%

●30歳代の貯蓄割合上位

 ・1位:金融資産非保有28.4%

 ・2位:100万円未満12.3%

●40歳代の貯蓄割合上位

 ・1位:金融資産非保有26.8%

 ・2位:100万円未満9.6%

●50歳代の貯蓄割合上位

 ・1位:金融資産非保有27.4%

 ・2位:3000万円以上11.2%

●60歳代の貯蓄割合上位

 ・1位:金融資産非保有21%

 ・2位:3000万円以上20.5%

●70歳代の貯蓄割合上位

 ・1位:金融資産非保有19.2%

 ・2位:3000万円以上19.7%

金融資産非保有世帯とは、預貯金の合計残高がゼロというのではなく、預貯金残高はいくらかあるけど、別途、運用したり将来へ備えたりする資産がゼロという世帯です。

つまり、老後資金などを明確に分けていない状況が金融資産非保有世帯です。

20~70歳代のいずれの世代でも「金融資産非保有世帯」が1位となっており、2~4割を占めています。

2位は、20~40歳代が100万円未満。

50~70歳代が3000万円以上となっています。

20~40歳代は、年収がまだまだ多くない時期ですし、子どものための教育費などがかかる時期。

貯金額が思うように増えないという悩みを抱える人が多いかもしれません。

一方、50歳代~70歳代になると、金融資産が3000万円以上の人が1~2割います。

若い時から貯蓄を継続してきたという方、または、まとまった退職金をもらった方などであれば、そのくらい資産を持っていても珍しくはないでしょう。

ご参考までに、各年代の平均・中央値も以下に挙げていきます。

●20歳代の貯蓄平均・中央値

 ・平均:249万円

 ・中央値:30万円

●30歳代の貯蓄平均・中央値

 ・平均:601万円

 ・中央値:150万円

●40歳代の貯蓄平均・中央値

 ・平均:889万円

 ・中央値:220万円

●50歳代の貯蓄平均・中央値

 ・平均:1147万円

 ・中央値:300万円

●60歳代の貯蓄平均・中央値

 ・平均:2026万円

 ・中央値:700万円

●70歳代の貯蓄平均・中央値

 ・平均:1757万円

 ・中央値:700万円

平均は、どの年代においても一部の多く貯蓄を持っている人が大きく影響します。

一方、中央値は、貯蓄額が少ない順または、多い順に並べたとき、丁度、真ん中になる人の貯蓄額を表しているため、より実態に近い数値といえます。

次は、夏休みにお金を無駄遣いしないにはどうしたらよいか、賢いお金の使い方をご紹介します。