東京マーケット・サマリー

AI要約

外国為替市場では、ドル円が前日比でドル高円安の146円後半で推移している。

株式市場では、日経平均が414.16ポイント高の35089.62で取引を終え、内田真一副総裁の発言が買い圧力を生んだ。

短期金融市場では、無担保コール翌日物金利が0.227%で横ばい、ユーロ円金先は変動なく推移している。

■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値

<外為市場>

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後5時現在 146.68/146.69 1.0921/1.0922 160.21/160.22

NY午後5時 144.30/144.35 1.0930/1.0933 157.73/157.80

午後5時のドル/円は、前日NY午後5時と比べてドル高/円安の146円後半で推移している。

日銀の内田真一副総裁の発言がハト派的だったとの受け止めから、円が大きく売られた。

<株式市場>

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 35089.62 +414.16 34122.35 33,739.46─35,849.77

TOPIX 2489.21 +55.00 2401.89 2,392.13─2,542.25

プライム市場指数 1281.17 +28.34 1235.09 1,232.11─1,308.25

スタンダード市場指数 1149.11 +23.18 1118.38 1,118.20─1,160.80

グロース市場指数 710.69 +22.92 678.68 678.68─722.93

グロース250指数 551.37 +17.58 526.55 526.55─561.99

東証出来高(万株) 329536 東証売買代金(億円) 73744.97

東京株式市場で日経平均は、前営業日比414円16銭高の3万5089円62銭と、続伸して取引を終えた。前日の大幅反発の反動で朝方は軟調だったが、注目されていた日銀の内田真一副総裁の発言がハト派的と受け止められ急速に買い圧力が強まった。1日を通して荒い値動きで、日経平均の値幅は上下2110円となった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1092銘柄(66%)、値下がりは526銘柄(31%)、変わらずは28銘柄(1%)だった。

<短期金融市場> 

無担保コール翌日物金利(速報ベース) 0.227

ユーロ円金先(24年9月限) ───

3カ月物TB 0.070 (変わらず)

安値─高値 0.070─0.070

無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースで0.227%になった。前営業日(0.228%)から横ばい圏。「前日から地合いは変わらず、引き続きビッドサイドの調達ニーズが強い」(国内金融機関)との声が聞かれた。

<円債市場> 

国債先物・24年9月限 144.96 (+0.06)

安値─高値 144.55─145.43

10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.875% (-0.010)

安値─高値 0.905─0.850%

国債先物中心限月9月限は、前営業日比6銭高の144円96銭と反発して取引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比1bp低下の0.875%。日銀副総裁のハト派的な発言が買い材料だった。

<スワップ市場・気配> 

2年物 0.48─0.38

3年物 0.53─0.43

4年物 0.58─0.48

5年物 0.64─0.54

7年物 0.77─0.67

10年物 0.98─0.88