〔ロンドン外為〕円急落、144円台後半(6日正午)

AI要約

ロンドン外国為替市場で円相場が急落し、ドル高が続いた。

米国の景気減速懸念が和らぎ、円売り・ドル買いが進行。

日経平均株価の急上昇やユーロ高も影響を与えている。

 【ロンドン時事】6日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米国の景気減速懸念が和らぐ中、円売り・ドル買いが進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、1ドル=144円台後半に急落した。正午現在は144円87~97銭と、前日午後4時(142円58~68銭)比2円29銭の大幅な円安・ドル高。

 前日発表された7月のISM米サービス業購買担当者景況指数(PMI)が市場予想を上回る堅調な内容だったため、米国の景気減速に対する過度な懸念が後退した。日経平均株価が前日の暴落から一転、過去最大の上げ幅となったこともリスク選好の円売り・ドル買いを誘った。ただ、欧州時間に入ってからは、円を買い戻す動きがやや優勢となっている。

 対ユーロは1ユーロ=157円99銭~158円09銭(前日午後4時は156円55~65銭)と、1円44銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0903~0913ドル(同1.0975~0985ドル)。

 ポンドは1ポンド=1.2685~2695ドル(同1.2754~2764ドル)。スイス・フランは1ドル=0.8541~8551フラン(同0.8484~8494フラン)。