東京マーケット・サマリー

AI要約

外国為替市場では、ドルが急落し、円高の傾向が続いている。

株式市場では日経平均が大幅に下落し、過去最大の下落率と下落幅を記録した。

短期金融市場や円債市場では金利が安定しており、国債先物も大幅続伸して取引を終えた。

無担保コール翌日物の加重平均レートは0.227%で横ばい、参加者の顔ぶれが変わらず調達ニーズが強い状況。

スワップ市場では各期間の金利が示されている。

■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値

<外為市場>

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後5時現在 143.47/143.50 1.0947/1.0950 157.10/157.14

NY午後5時 146.54/146.55 1.0910/1.0911 159.86/159.92

午後5時のドル/円は、前週末NY午後5時と比べてドル安/円高の143円半ばで推移している。世界的な株安を受けてリスク回避的な買いが円に殺到し、ドルは一時141.67円と1月2日以来、7カ月ぶりの安値を更新した。

<株式市場>

終値 前日比 寄り付き 安値/高値

日経平均 31458.42 -4,451.28 35249.36 31,156.12─35,301.18

TOPIX 2227.15 -310.45 2488.25 2,206.73─2,489.22

プライム市場指数 1146.16 -159.90 1280.70 1,135.86─1,281.09

スタンダード市場指数 1056.25 -129.07 1162.86 1,049.75─1,163.22

グロース市場指数 628.25 -120.79 732.47 624.93─732.47

グロース250指数 485.02 -91.27 563.75 482.29─563.75

東証出来高(万株) 408980 東証売買代金(億円) 79674.99

東京株式市場で日経平均は、前営業日比4451円28銭(12.40%)安の3万1458円42銭と、前週木曜日以降、3営業日続けての急落となった。2023年11月以来の安値水準となり、年初からの上げが帳消しとなった。米国の景気後退(リセッション)懸念、急速なドル安/円高進行などが嫌気された。日経平均は下落率・下落幅ともに今年最大で、歴代ではブラックマンデー時を超える過去最大の下落幅となり、下落率も過去2番目となった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが14銘柄、値下がりは1625銘柄(98%)、変わらずは7銘柄だった。

<短期金融市場> 

無担保コール翌日物金利(速報ベース) 0.227

ユーロ円金先(24年9月限) ───

3カ月物TB 0.070 (-0.055)

安値─高値 0.070─0.070

無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースで0.227%になった。前営業日(0.227%)から横ばい。「参加者の顔ぶれも変わらず、引き続きビッドサイドの調達ニーズが強い。資金を出し渋るような動きもみられない」(国内金融機関)との声が聞かれた。

<円債市場> 

国債先物・24年9月限 146.06 (+2.26)

安値─高値 144.78─146.14

10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.755% (-0.200)

安値─高値 0.850─0.750%

国債先物中心限月9月限は、前営業日比2円26銭高の146円06銭と大幅続伸して取引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比20bp低下の0.755%。米景気減速懸念を背景に米金利が急低下した流れが波及した。

<スワップ市場・気配> 

2年物 0.48─0.38

3年物 0.53─0.43

4年物 0.58─0.48

5年物 0.62─0.52

7年物 0.73─0.63

10年物 0.90─0.80