米新興EVリビアン、年間生産台数予想は横ばい維持

AI要約

米新興電気自動車リビアン・オートモーティブは、生産台数の横ばい予想を維持しつつ第3・四半期の納入台数が減る見通しを示す。

2026年に小型車投入準備のため、来年1カ月以上の生産停止計画も示す。コスト削減と価格設定が成功の鍵となる。

工場改修を経て新車両「R1」を投入し、販売促進や在庫の枯渇に対処。第4・四半期に初の黒字化を目指す。

米新興EVリビアン、年間生産台数予想は横ばい維持

[6日 ロイター] - 米新興電気自動車(EV)リビアン・オートモーティブは6日、今年の生産台数について横ばいの予想を維持するとともに、第3・四半期の納入台数はやや減るとの見通しを示した。コスト削減を目的として4月に工場を閉鎖した後、在庫の再構築を急いでいる。

また2026年に小型車を投入する準備に伴い、来年1カ月以上生産を停止する計画も示した。

リビアンはEV需要の急激な減速を乗り切ることができる数少ないEVメーカーの1社とみられている。ただ、成功には大幅なコスト削減と、より手頃な価格のSUV(スポーツタイプ多目的車)の展開が不可欠だ。

3週間にわたる工場改修を経て、高度な機能とより簡素化された製造工程が特徴の新世代のピックアップトラック「R1」を投入するとともに、旧世代車両の販売促進に向けリース制度を導入した。

RJ・スカリンジ最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、これが奏功して第2・四半期は売上高が予想を上回ったものの、足元で在庫の枯渇に対処しており、今四半期の納入台数は微減を予想していると語った。

スカリンジ氏は工場改修によるコスト削減は、主に下半期に実現するとし、第4・四半期に初の黒字化を果たす目標を再確認した。