米インテル株、赤字で26%安 半世紀ぶりの下落率

AI要約

半導体大手インテルの株価が26%急落した理由として、2四半期連続の赤字決算や経営再建策の失望売りが広がったことが挙げられる。

2024年4~6月期の純損益は16億1千万ドルの赤字で、100億ドルのコスト削減策と1万5千人以上の人員削減方針を発表した。

インテルの株価として約50年ぶりとなる31%の下落率が記録され、業績の悪化が市場に大きな影響を与えている。

 【ニューヨーク共同】米半導体大手インテルの株価が2日のニューヨーク市場で前日と比べ約26%急落した。1日発表した2024年4~6月期決算は純損益が2四半期連続の赤字だった。経営再建策を公表したものの、業績悪化を受けた失望売りが広がった。米CNBCテレビによると、インテルの株価としては1974年7月に記録した31%安以来、約50年ぶりの下落率となった。

 インテルの24年4~6月期決算は純損益が16億1千万ドル(約2400億円)の赤字だった。経営再建のため100億ドル規模のコスト削減策を同時に発表。その一環で全従業員の15%を超える1万5千人以上の人員削減方針を明らかにした。