飛行機で一番揺れない座席はどこ? 前方・中央・後方? その理由は…

AI要約
飛行機の座席についての揺れや位置の影響最も揺れにくい中央の座席がおすすめ前方、後方それぞれの座席のメリット
飛行機で一番揺れない座席はどこ? 前方・中央・後方? その理由は…

 旅行の予約をする時、迷うことがある飛行機の座席。最も揺れにくいのは、どの席か気にしたことはありますか?

 みなさんは、座席によって揺れの度合いが違うことを知っていますか。最も揺れにくい座席は、どれでしょうか?

1:前方

2:中央

3:後方

 正解は、中央です。なぜ、中央が揺れにくいのでしょうか。

 元日本航空機長・小林宏之さんによると、飛行機の重心が主翼部分にあるからだということです。飛行機の主翼は中央にあり、重心がある主翼付近を支点として、バランスを取っています。

 公園にあるシーソーをイメージしてください。前や後ろが上下に揺れても、支点となっている中央は動きません。つまり、力学の観点から見ても、中央部分が揺れを感じにくいということです。

 では、揺れやすい座席は、中央を除いた前方と後方のどちらでしょうか? 

 正解は、後方です。小林さんによると、「重心から遠ければ遠いほど揺れを感じやすくなりますが、最前列よりも最後列のほうが重心から離れているから」ということです。

 飛行機の座席を選ぶ時は、どうしたらいいのでしょうか。酔いやすい人は、揺れにくい中央の席がおすすめです。

 前方は出入り口が近く、エンジンよりも前にあるので比較的静かです。「急いでいる人」「ゆっくり寝たい」という人は前方がおすすめです。

 そして、後方にもメリットがあります。比較的空いていることがあるため、まとまった席の予約を取りやすいです。

 また、広いスペースがあり、ゆっくり準備もできるので、家族旅行や大人数での旅行には後方がおすすめということです。

(スーパーJチャンネル「なるほどハテナ」2024年7月30日放送)