米CB消費者信頼感、7月は100.3に上昇 1年先インフレ期待が安定

AI要約

米国の消費者信頼感指数が上昇し、エコノミスト予想を上回ったものの、物価上昇の懸念が続いていると報告された。

消費者は労働市場には楽観的だが、物価や金利の高止まり、将来の不確実性が不安要因となっているとの指摘がある。

一方、インフレ期待は安定しており、2022年にはピークを迎えたと報告されている。

米CB消費者信頼感、7月は100.3に上昇 1年先インフレ期待が安定

[ワシントン 30日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が30日に発表した7月の米消費者信頼感指数は100.3と、前月の97.8(前回発表の100.4から下方改定)から上昇した。

エコノミスト予想の99.7は上回ったものの、物価上昇を巡る懸念を反映し、過去2年間の狭い範囲内にとどまった。

コンファレンス・ボードの主任エコノミスト、ダナ・ピーターソン氏は「消費者の労働市場に対する見方は比較的楽観的だが、物価や金利の高止まりに加え、将来の不確実性などが引き続き懸念要因になっている。こうしたことは来年まで改善しない公算が大きい」と述べた。

1年先のインフレ期待は5.4%と安定的に推移。2022年に7.9%とピークを付けていた。