「循環経済」政策パッケージ、年内とりまとめへ 閣僚会議初会合

AI要約

政府は30日、サーキュラーエコノミーの実現に向けた関係閣僚会議を開催。岸田首相は循環経済への取り組みを強調し、具体的な政策パッケージを年内にまとめるよう指示。

首相は廃棄物リサイクル業の連携推進や再生材の利用拡大などの対応強化を表明。循環経済に関する車座対話も展開する方針。会合に各閣僚が出席。

斎藤経済産業相、伊藤環境相、坂本農相らが初会合に参加。政府のサーキュラーエコノミー推進の取り組みが具体化される動きが加速する。

「循環経済」政策パッケージ、年内とりまとめへ 閣僚会議初会合

 政府は30日、廃棄物を資源として再生し、経済活性化につなげる「サーキュラーエコノミー(循環経済)」の実現に向けた関係閣僚会議の初会合を首相官邸で開いた。岸田文雄首相は「国家戦略として取り組むべき政策課題だ。産業界や自治体と連携して、令和の地産地消モデルの推進、中核人材の育成、食品ロス削減などの具体的なプロジェクトを進める」と述べ、政策パッケージを年内にとりまとめるよう関係閣僚に指示した。

 首相は、廃棄物リサイクル業の事業間の連携推進や再生材の利用拡大、使用済み太陽光パネルのリサイクル促進などに向け、制度面での対応を強化する考えを表明。循環経済に関する車座対話を8月から全国各地で開催する考えも示した。初会合には斎藤健経済産業相、伊藤信太郎環境相、坂本哲志農相らが出席した。【安部志帆子】