ファイザー、通年見通し上方修正 がん・心臓病治療薬が好調

AI要約

ファイザーは通年の利益見通しを上方修正し、新型コロナ感染症関連製品の売上が増加している。

第2・四半期の売上高が増加し、新型コロナワクチン「コミナティ」と治療薬「パクスロビド」の売上も好調だった。

ファイザーの通年の1株当たり利益見通しは2.45─2.65ドルに上方修正された。

ファイザー、通年見通し上方修正 がん・心臓病治療薬が好調

Bhanvi Satija Michael Erman

[30日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーは30日、通年の利益見通しを上方修正した。新型コロナウイルス感染症関連製品が苦戦する中、買収した米シージェンのがん治療薬のほか、心臓病治療薬などの売上高が伸びていることが追い風になっている。

ファイザーは通年の1株当たり利益は2.45─2.65ドルになると予想。従来見通しは2.15─2.35ドルだった。

新型コロナ感染症治療薬「パクスロビド」の通年売上高見通しも5億ドル上方修正し、35億ドルとした。

第2・四半期の売上高は3%増の133億ドル。新型コロナ感染症関連製品の売上高が2022年終盤にピークを付けて以降、四半期ベースで初めての増収となった。

新型コロナワクチン「コミナティ」の売上高は1億9500万ドル。パクスロビドは2億5100万ドル。アナリスト予想はコミルナティが1億7600万ドル、パクスロビドが2億4770万ドルだった。