浜田市のかくれの里ゆかり 特別清算 負債総額は約3億9100万円

AI要約

かくれの里ゆかりが特別清算の開始命令を受けた。負債総額は約3億9100万円であり、かつては繁栄していたが競合や新型コロナウイルスの影響により売り上げが急減した。

ゆかりは1992年に設立され、93年に旅館をオープン。金融支援を受けつつ営業形態の見直しを進めていたが、2021年度には売り上げが1億円まで落ち込んだ。

最終的には事業譲渡後に解散し、古き良き旅館が特別清算となる悲しい結末を迎えた。

浜田市のかくれの里ゆかり 特別清算 負債総額は約3億9100万円

 旅館運営のかくれの里ゆかり(島根県浜田市旭町)が松江地裁浜田支部から特別清算の開始命令を受けた。17日付け。帝国データバンク松江支店によると、負債総額は約3億9100万円。同社旅館はホテル運営の第一ホテルマネジメント(広島市中区)が2023年に取得し、改装した上で名前を変えて営業している。

 ゆかりは1992年6月、当時の旭町や町内業者が浜田自動車道の全線開通で旭温泉の観光客が急増したことを受けて設立。93年に同名の旅館をオープンした。ピークだった94年度の売り上げは3億1300万円だったが、他施設との競合などで来客数が減少。金融支援を受け、営業形態の見直しを進めていたが、新型コロナウイルス禍もあって2021年度の売り上げは1億円まで落ち込んだ。事業譲渡後のことし3月、解散していた。