本命登場!? 全長4.1mのジープ最小コンパクトSUV「アベンジャー」に 悪路も得意4WD仕様「アベンジャー4xe」欧州で追加 どんなクルマ?

AI要約

Jeep(ジープ)の新型コンパクトSUV「Avenger 4xe」が2024年に欧州市場で発売予定で、欧州各地で展示イベントが開催されることが発表された。

新型アベンジャーはジープ初のEVで、全長4076mmのコンパクトSUVで、ICEモデルやPHEVもラインナップされる。

日本ではEVモデルがまず登場し、その他のモデルの導入時期などは未定となっている。

本命登場!? 全長4.1mのジープ最小コンパクトSUV「アベンジャー」に 悪路も得意4WD仕様「アベンジャー4xe」欧州で追加 どんなクルマ?

 ステランティスのブランド、Jeep(ジープ)は2024年7月29日、まもなく欧州市場にて発売予定の新型コンパクトSUV「Avenger 4xe(アベンジャー4xe)」を、欧州各地で開催されるイベントに合わせて主要都市を巡回展示させると発表しました。

 ジープ新型アベンジャーは、2022年10月にパリ国際モーターショーにおいて世界初公開された、ジープブランド初となるバッテリー式電気自動車(EV)で、その全長は4076mmと「レネゲード」よりも160mm短いサイズになり、ジープとしては最小のコンパクトSUVとなります。

 すでに欧州では2022年12月に注文を開始、翌2023年秋に発売されています。日本でも、まもなく2このEVモデルが発表される予定となっています。

 欧州で発表された2024年モデルには、従来のEVに加えプラグインハイブリッド(PHEV)の「アベンジャー e-ハイブリッド」、さらにガソリンエンジン車(ICE)モデルも発表されました。

 ICEモデルは1.2リッター直列4気筒ガソリンエンジンを搭載、100馬力・205Nmを発生、6速MTが組み合わされます。

 PHEVのアベンジャーeハイブリッドは、EVと内燃エンジンモデル(ICE)を補完するモデルで、1.2リッター4気筒ガソリンエンジンに48Vのリチウムイオンバッテリー、そして6速デュアルクラッチ電動ギアボックスが組み合わされます。エンジン出力は100馬力・205Nmとなります。

 今回、欧州主要都市での巡回展示をおこなう新型アベンジャー4xeは、ジープの全輪駆動システム「4xe」と48Vマイルドハイブリッドテクノロジーを搭載した、いわば“本命”モデルです。2024年第4四半期までに欧州市場で注文が開始される予定です。

 新型アベンジャー4xeは、136馬力を発生する1.3リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。これに後輪を駆動する21kW(約29馬力)の2つのモーターを搭載します。

 これにより、前輪駆動のアベンジャーe-ハイブリッドよりもプラス36馬力・25Nmというスペックとなり、0-100㎞/h加速は9.5秒、最高速度は194㎞/hというパフォーマンスを誇ります。

  48Vマイルドハイブリッドシステムは、e-DCS6(6速DCT)トランスミッションと統合されたモーターとの組み合わせにより、低速での完全電気モード(EVモード)での走行を可能としています。

 さらに「パワー ループ」テクノロジーのおかげで、新型アベンジャー4xe は、バッテリーの充電状態に関係なく全輪駆動のトラクションを保証し、困難な地形でもシームレスな運転体験を提供します。 

 低速走行時は4輪すべてに前後50:50の割合でトラクションがかかり、30㎞/hから90㎞/hの中速度では、後輪は必要なときのみ作動します。90㎞/h以上の高速走行時は前輪駆動となり、後部の電気モーターの駆動は切り離されるため、燃費消費量が最大限に抑えられるといいます。

 4xeのセレクテレイン機能により、ドライバーはあらゆる状況に適した走行モードを選択可能です。モードは「オート」「スノー(雪)」「サンド&マッド(砂・泥)」「スポーツ」が用意されています。

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 ジープ新型アベンジャーの日本発表は2024年秋とされていますが、まずはEVモデルのアベンジャーのみが登場する予定です。

 ハイブリッドモデルやICE、そしてこのPHEV、アベンジャー4xeの日本導入時期など、詳細は未定となっています。