Thermal Grizzly、常温で固体、加熱すると液体になる相変化素材使用のサーマルパッド

AI要約

Thermal Grizzlyは、相変化素材をベースとしたサーマルパッド「PhaseSheet PTM」を発売

液化する相変化素材を使用し、45℃以上で液体状態になり、効率的な放熱を可能にする

耐久性はKryoSheetに劣るものの、優れた熱伝導率を提供する

Thermal Grizzly、常温で固体、加熱すると液体になる相変化素材使用のサーマルパッド

 独Thermal Grizzlyは、常温では固体だが加熱すると液化する相変化素材をベースとしたサーマルパッド「PhaseSheet PTM」を発売した。米国価格は10.59ドル。

 非導電性で、常温時は固体であることから貼り付けが容易な一方、45℃以上に加熱すると液体になるためサーマルペーストのような効率的な放熱ができるとする。サイズは50×40mm、プロセッサとGPUチップの冷却に好適としている。

 耐久性は同社の「KryoSheet」に劣るものの、従来のサーマルペーストよりは優れているという。約300~400Nの接触圧力で、60度を超える熱サイクルを約10回繰り返した後に最高の熱伝導率を発揮する。