ぶどう、甘いのは房の上?下? どっちから食べると…よりおいしい?

AI要約

ぶどうの房の上と下で甘さが違い、一番甘い部分は上側であることが明らかになった。

上の部分が甘く、下の部分が酸味が強いという特徴を持つぶどうは、どちらかというと上の部分を先に食べることがおすすめされている。

下から食べると段々と甘みが強くなっていくため、甘みを楽しみたい場合は最後まで楽しめる。

ぶどう、甘いのは房の上?下? どっちから食べると…よりおいしい?

 旬のぶどう。実は、房の上の部分と下の部分で、甘さが違うってご存知でしたか?

 さわやかな甘味と酸味のバランスがたまらない、旬を迎えるぶどう。そんなぶどうですが、房の上の部分と下の部分で、甘さが違うというのです。甘いのは、どちらだと思いますか?

上が甘いと思う人(80代)

「上のほうじゃないですか?いっぱいついているほうが、おいしい」

上が甘いと思う人(50代)

「上のほうが甘い。日に当たるところのほうが」

下が甘いと思う人(60代)

「下についている粒と、上についている粒なら、下のほうが甘いと思っていたんですけど」

下が甘いと思う人(70代)

「下だと思う。房の一番下。日に当たるから」

 ぶどうの房のなかで一番甘い部分は、どこ?

 教えてくれるのは、30年以上果物を扱ってきた目利きのプロ、おなじみスーパー「アキダイ」の秋葉弘道社長です。

秋葉社長

「上の部分、下の部分。どの部分が一番甘いと思いますか?ぶどうは場所によって、甘さが違うんです」

 房の上と下で甘さが違う、ぶどう。一番甘い部分は、上?下?どっち?

秋葉社長

「答えはですね、実は一番上の部分なんですよ。一番、この部分が甘い。なんとなく下のほうに栄養が行くというイメージがありますけど、この辺(上側)が一番糖度が高い。おいしいものを食べたいと思う人は、上の部分を食べてもらえれば、同じ一房の中であれば、そういうことが言える」

 ぶどうの房で一番甘いところは「上」。

街の人(50代)

「えー。いちごは先のほうが甘いから、ぶどうもそうなのかなと」

 どうして上のほうが甘いのかというと…。ぶどうは軸のある上側から成熟が進みます。つまり、上側から糖度が高くなっていくのだといいます。

街の人(50代)

「今度から、上のほうを食べるようにしてみます。実も大きいし、楽しみに食べたいと思う」

 では、房の下側は?

秋葉社長

「下のほうが、酸味が抜けにくいです。甘みと味の濃さと酸味の三つのハーモニーを楽しんでもらうのは、どちらかというと下の部分。さわやかさを楽しみたい場合は下」

 下から食べていくと、どんどん甘みが強くなっていくので、最後まで甘みが楽しめます。

下が甘いと思う人(60代)

「そうなんだ。じゃあ、これから下から食べていきます」

 ちなみに、最初に一番甘い部分を食べたい人は、“一番上の房”を食べるといいそうです。