キャンパーのマナーが悪化!? 一番気をつけるべきは火の始末? 非日常体験をもっと楽しむための作法とは

AI要約

キャンプ場でのマナーに関するトラブルについての記事。

夜の騒音やペットの躾、焚き火の後始末などが指摘されている。

キャンプ場では周囲への配慮や常識的な行動が求められている。

キャンパーのマナーが悪化!? 一番気をつけるべきは火の始末? 非日常体験をもっと楽しむための作法とは

 ブーム期ほどではないにしろ、自然のなかでの非日常体験に魅了され、まだまだ多くの人たちがキャンプ場を訪れています。

 しかし、その一方でSNS上では「キャンプが流行り始めてマナーの悪い人が増えたからキャンプに行かなくなった」「マナーの悪い人が増えたせいで快適に楽しめなくなった」などという声も散見されます。

 キャンパーの増加に伴いマナーに関しても指摘されているようですが、実際にどのようなトラブルがあるのでしょうか。

 まず挙げられるのは「騒音問題」。キャンプ場ごとに終始時間が定められているところは多いですが、その時間を過ぎても騒いでいる人たちが一定数いるようです。

 実際にSNS上では「隣の2家族くらいで来てる人たちが深夜1時過ぎても話し声や笑い声が響いていてうるさかった」「近くにうるさい人がいて快適に過ごせなかった。騒げるキャンプ場と静かに過ごせるキャンプ場で分けてほしい」などといった声が挙がっています。

 このように、夜が更けても大声や大きな物音を立てることは立派な迷惑行為に当たります。

 一方で、静かにするよう心がけているつもりでも周囲にとっては迷惑になっている可能性も。

「自分たちは小さな声で話してるつもりでも隣の人にはけっこう聞こえている。先日キャンプに行ったら、隣の人が夜中の3時くらいまで話していて子どもが寝られなかったことがあった。小声で話してはいたけど、サイトに響いていたので本当に迷惑だった」

「夜中まで起きている人の車の開け閉めの音や、空き缶を潰す音がうるさかった」などという声が見受けられます。

 寝静まったキャンプ場は非常に音が反響しやすくなっています。そのため、本人は音を抑えているつもりでも、周りの人がうるさがっている可能性があります。

 就寝時間になったら無闇に夜更かしせずに、大人しく寝るようにする方がいいかもしれません。

 また、ペット連れによるトラブルへの指摘も、SNS上で散見されます。

「ペット連れのキャンパーさんが最近増えているけど、きちんと躾してから連れて来てほしい。夜トイレに行く際、近くを通っただけで吠えて永遠に吠えまくる犬がいてとても迷惑だった」

「最近では、キャンプ場にドッグランが併設されてるところもある。犬を自由にさせたいなら、そういった場所へ行ってほしい」など。

 キャンプ場のなかには、ペットも連れ込み可としているところが多いです。

 しかし、ペットが他のお客さんに吠えかかるなど、周囲から迷惑がられている場合もあるとのこと。

 その他にも、キャンプ場にとって深刻なトラブルとして絶えないのが“焚き火の後始末”についてです。

「焚き火をして残った炭を片付けないまま放置している人は、自分が行っていることの自覚を持つべき。炭は自然には還らない」

「焚き火をする場合は滞在時間に燃やし切れる量にしたり、炭は持ち帰ってごみに出したり、埋める以外の処理をしてほしい」

 このような声もあり、焚き火で残った炭を放置したり、土に埋めて隠したりする人がいます。

 

 また、台やシートを使わずに地面に直接火を起こす人もいるようです。

 直火が許可されているキャンプ場以外では、焚き火をする際は焚き火台や焚き火シートを使うのがマナー。自然保護の観点からも使用を心がけましょう。

※ ※ ※

 キャンプ場は多くの人が使っているため、それぞれが配慮することが求められます。夜は静かにする、焚き火の炭やゴミは自身で持ち帰るなど、常識的なマナーを守りながら楽しむようにしましょう。