ホンダ「モンキー」がなんと172万円で落札! 日本の3倍もの値段になった理由は…走行1キロの「Z50J 30周年アニバーサリー」でした

AI要約

ホンダの人気モデルである「モンキー」の歴史と魅力について紹介されている。

1967年から販売されている「モンキー」は、50ccモデルが特に人気であり、2017年に終了している。

「モンキー」のルーツは、ホンダが運営していた多摩テックでの遊園地の遊具とされ、その後のモデル展開も紹介されている。

ホンダ「モンキー」がなんと172万円で落札! 日本の3倍もの値段になった理由は…走行1キロの「Z50J 30周年アニバーサリー」でした

2024年6月14~18日、ボナムズがマイアミで開催したオークションにおいてホンダ「モンキー Z50J 30周年アニバーサリー」が出品されました。驚くことに走行距離は1kmと、ほぼ新車の状態でした。日本のみで販売されたこともあり、高額で落札された模様です。

世界ナンバー1のバイクメーカーとして君臨するホンダ。フルラインアップメーカーとして、王道である実用車やスポーツモデルはもちろんのこと、ユニークなモデルも積極的にリリースしている。そのなかでも人気が高いのが「モンキー」だろう。現在もボディ、そして125ccへと排気量を拡大した「モンキー125」が販売されているが、イメージとしては往年の50ccモデルが真っ先に思い浮かぶ。

モンキーが登場したのは1967年のことで、2017年に終了となっている。つまり50年にもわたって、販売され続けてきたわけだ。そのルーツは有名ではあるが、ホンダが東京の日野市で運営していた多摩テックという遊園地の遊具にある。「スーパーカブ」のエンジンを超コンパクトなフレームに搭載したもので、モンキー自体のコンセプトはすでにここで完成していた。

その後、注目を集めたことから「Z100」という車名で1961年の第8回日本自動車ショウ(のちのモーターショー、モビリティショー)に出展。2年後には「CZ100」としてロードモデルを発売した。ただしCZ100は輸出用で、これが好評だったことから国内仕様を1967年にリリースしていて、このときに「モンキー」の車名が付けられた。

そのルーツは乗っている人の姿勢がサルみたいだからなどの説があるが、ホンダのサイトを見ると「かわいらしくて小さなレジャーバイクだから」となっている。その後、タンクを大きくした兄貴分、「ゴリラ」が登場したし、最近のことではあるが同じサルを意味する「エイプ」が出るなど、かわいいを超越して歴史的に類人猿を車名にしているのは注目だ。