ドイツでアウディ Q4 e-tronシリーズにエントリーモデル「Q4 35 e-tron」が登場

AI要約

アウディAGはQ4 e-tronシリーズにエントリーモデルの「Q4 35 e-tron」を追加し、充実した装備や高性能特長を持つことを発表した。

アウディ Q4 e-tronシリーズは、コンパクトSUVセグメントに最適なモデルとして注目されており、アウディの電動化戦略における重要な役割を果たす存在である。

日本仕様の現行モデルは、駆動用バッテリーや最高出力について詳細を紹介しており、高い乗り心地と使い勝手の良さを提供している。

ドイツでアウディ Q4 e-tronシリーズにエントリーモデル「Q4 35 e-tron」が登場

2024年7月18日(ドイツ現地時間)、アウディAGはQ4 e-tronシリーズにエントリーモデルの「Q4 35 e-tron」を追加すると発表した。エントリーモデルとはいえ包括的な装備や、145kWのDC充電容量と355km(スポーツバックは365km)の航続距離を備えている。車両価格は「Q4 35 e-tron」が4万5600ユーロ(約755万円)、「Q4 35 e-tron スポーツバック」は4万600ユーロ(約782万円)で、7月中に注文受け付けが開始される。

アウディ Q4 e-tronシリーズは、大型SUV電気自動車の「アウディ e-tron/e-tron スポーツバック」、スポーティな4ドアグランツーリスモ「アウディ e-tron GT」に続くアウディの電気自動車e-tron第3弾として、2021年4月に登場(日本発表は2022年1月)。近年とくに関心が高いコンパクトSUVセグメントにベストマッチするモデルであり、アウディブランドの電動化戦略における重要なステップを担うモデルとして注目されている。

アウディ Q4 e-tronシリーズは、電気自動車専用プラットフォームMEBを採用。全長4.59m、全幅1.87mとQ3とQ5の間に位置するコンパクトなボディサイズながら、室内空間、荷室は上位モデルに匹敵する広さを実現したのが特徴。ボディタイプは、SUVタイプの「Q4」とスタイリッシュな「スポーツバック」の2つを設定。エクステリアは、短いフロントオーバーハング、最新のアウディ Qファミリーに共通する開口部のないオクタゴン(8角形)シングルフレームグリルの採用などで、ひとめでアウディの電気自動車とわかるデザイン言語を取り入れている。

日本仕様の現行モデルは、最高出力150kW(204ps)、最大トルク310Nmを発揮する駆動用電気モーターを搭載し後輪を駆動する「40 e-tron」。システム電圧400Vのテクノロジーを使用した総容量82kWh(実容量77kWh)の駆動用バッテリーを、前後アクスル間の床下に搭載する。0-100km/h加速は8.5秒、一充電走行距離は516kmで、200Vの普通充電は標準で3kW、オプションとして最大8kWまで対応している。