〔ロンドン外為〕円上昇、一時151円台=2カ月半ぶり(25日正午)

AI要約

ロンドン外国為替市場では、日銀の追加利上げ観測により円が買われ、ドルが売られ、1ドル=151円台に上昇。5月以来の高値を記録。

円は対ユーロでも買われ、1ユーロ=164円台に上昇。円高・ユーロ安の傾向が続いている。

ポンドやスイス・フランの相場も記載。日銀の金融政策の影響が市場に及ぼす影響が示唆されている。

 【ロンドン時事】25日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、日銀の追加利上げ観測などを背景に円買い・ドル売りが加速し、一時1ドル=151円台に上昇した。151円台を付けるのは、5月3日以来約2カ月半ぶり。正午現在は152円16~26銭と、前日午後4時(153円22~32銭)比1円06銭の大幅な円高・ドル安。

 円は朝方に152円80銭台で推移した後、買いが一段と強まり、序盤に一時151円93銭近辺を付けた。その後はいったん152円70銭台まで値を戻した。ただ、日銀が今月末の金融政策決定会合で追加利上げに踏み切り、日米金利差が縮小するとの思惑から、正午にかけて再びじり高となった。

 円は対ユーロでも買われ、5月6日以来約2カ月半ぶりに一時1ユーロ=164円台に上昇した。正午現在は165円12~22銭(前日午後4時は166円30~40銭)と、1円18銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0847~0857ドル(同1.0848~0858ドル)。

 ポンドは1ポンド=1.2871~2881ドル(同1.2913~2923ドル)。スイス・フランは1ドル=0.8781~8791フラン(同0.8833~8843フラン)。