半導体大手STマイクロ、通期予想を2度目の下方修正 株価急落

AI要約

欧州の半導体大手STマイクロエレクトロニクスは通期の売上高予想と利益率予想を下方修正した。

需要の低迷や自動車分野での需要減少が影響しており、取引先にはテスラやアップルが含まれる。

産業分野の需要低迷や欧州における電気自動車販売の減少が課題となっている。

半導体大手STマイクロ、通期予想を2度目の下方修正 株価急落

Nathan Vifflin

[25日 ロイター] - 欧州の半導体大手STマイクロエレクトロニクスは25日、通期の売上高予想と利益率予想を下方修正した。下方修正は4月に続き2度目。

0727GMT(日本時間午後4時27分)現在、同社株は10.5%急落している。

ジャン・マルク・シェリー最高経営責任者(CEO)は「予想に反し、産業分野の受注が改善せず、自動車分野の需要も減少した」と述べた。

同社の取引先にはテスラやアップルが含まれる。

2024年の売上高予想は140億─150億ドルから132億─37億ドルに下方修正。利益率の予想は「40%台前半」から「約40%」に下方修正した。

同社はスマートフォンや自動車に使われるマイクロコントローラーやセンサーなど、さまざまな半導体を製造している。産業分野の需要が低迷しているほか、欧州では電気自動車(EV)の販売が急減している。

第2・四半期の売上高は32億3000万ドル。LSEGのデータによると、市場予想は32億ドルだった。利益率は40.1%。