仏ケリング、第2四半期は予想以上の減収 中国で不振

AI要約

フランスの高級ブランドグループ、ケリングの第2・四半期の総売上高は45億ユーロとなり、前年同期比で11%減少した。

グッチの売上高も19%減少し、グループ全体ではアジア地域での売上が25%減少した。

営業利益は42%減少し、下半期も30%前後の落ち込みが予想されている。

仏ケリング、第2四半期は予想以上の減収 中国で不振

Mimosa Spencer

[パリ 24日 ロイター] - グッチなどの有名ブランドを展開するフランスの高級ブランドグループ、ケリングが24日発表した第2・四半期の為替レートの影響を除く本業ベースの売上高は45億ユーロ(49億ドル)だった。前年同期比11%減と、ビジブル・アルファのコンセンサス(9%減)よりも大幅な落ち込みとなった。

グッチの売上高は19%減で、やはりコンセンサスの16%減よりも低調。ケリングはグッチのてこ入れに力を注いでいるが、世界的な高級ブランド市場の不振が影を落としている。

グループ全体では、日本で増収となったものの、アジア地域の売上高は25%減、中国の消費者からの売上高も25%減となった。

上半期の営業利益は42%減の16億ユーロ。下半期は最大で30%前後の落ち込みになる可能性があるという。