23年のK―POP海外売上高1390億円 前年比34%増

AI要約

K-POPの海外売上高が過去最高となり、2023年の売上高は前年比34.3%増の1兆2377億ウォンと推計された。

海外公演の売上高が最も多くの割合を占め、音盤類商品の輸出額、ストリーミングサービスと合算されて算出された。

大手芸能事務所6社のK-POP売上高成長率は年平均35.0%で、新型コロナウイルス禍を脱した昨年は特に公演の売上高が増加した。

23年のK―POP海外売上高1390億円 前年比34%増

【ソウル聯合ニュース】韓国文化観光研究院が24日公表したK―POPの海外売上高の分析結果によると、2023年の売上高は前年比34.3%増の1兆2377億ウォン(約1390億円)と推計された。K―POP市場の海外での売上高が1兆ウォンを超えたのは初めて。

 K―POPの海外売上高は、音盤(CD・レコードなど)類商品の輸出額、ストリーミングサービス、公演の推定売上高を合算して算出された。

 海外公演の売上高が5885億ウォン(47.5%)で最も多くの割合を占めた。音盤類商品の輸出額は3889億ウォン(31.4%)、ストリーミングサービスは2603億ウォン(21.0%)だった。

 SMエンタテインメント、JYPエンターテインメント、YGエンターテインメント、HYBE(ハイブ)など大手芸能事務所6社の推定売上高は18年から23年まで年平均35.0%の成長率を記録した。

 なかでも、新型コロナウイルス禍を脱して日常生活を取り戻した昨年は、公演の売上高が前年比65.6%増加した。

 音盤類商品の輸出額は17年に比べ7.6倍に急成長した。19年に初めて1000億ウォンの大台を超えると22年には3000億ウォンを突破する急伸を見せた。

 ストリーミングサービスの推定売上高も17年の3.4倍に伸びた。K―POPの主要市場だったアジア以外にも欧州や米州でストリーミングの売上高が増加し、市場の多角化が進んでいる。

 韓国文化観光研究院は「海外市場の多角化、新人の活躍、絶え間ない海外進出への努力などを考慮すれば、K―POPの海外売上高は24年も増加するだろう」との見通しを示した。