掃除機は「同時に水拭きしてくれる」までが常識に…大人気「水拭きスティック掃除機」選びで失敗しないための「5つのポイント」

AI要約

コードレススティック掃除機の普及が急速に進んでいる。特に水拭き機能を持つ新しいタイプの掃除機が注目されている。

コロナ禍による衛生意識の変化が水拭きスティック掃除機の需要を増加させている。空気清浄機や電気掃除機の販売台数も増加している。

床の衛生状態を保つニーズや手軽に床を清潔に保つ方法として、水拭きスティック掃除機が様々な世帯で人気を集めている。

掃除機は「同時に水拭きしてくれる」までが常識に…大人気「水拭きスティック掃除機」選びで失敗しないための「5つのポイント」

この10年間で急速に普及が進んだ家電の一つがコードレススティック掃除機だ。GfKジャパンの調べによると、市場規模自体は販売台数800万台前後で推移するものの、2017年にキャニスター型掃除機のシェアを抜いてからほぼ右肩上がりでシェアを伸ばしている。そんな中で新たな掃除機カテゴリーとして登場したのが「水拭きコードレススティック掃除機」だ。バンダイの子会社であるCCPが2015年に発売してから累計100万台を販売する大ヒットとなった「コードレス回転モップクリーナー」シリーズのほか、スチームモップなど床を水拭きできる家電は数多くあった。しかし最近のトレンドとしては、「吸引」も「水拭き」も同時に行えるコードレススティック掃除機が増えているのだ。

水拭きスティック掃除機が増えた背景には、コロナ禍での衛生意識の変化が大きいと考えられる。日本電機工業会の統計によると、2020年度には空気清浄機の販売台数が前年度比で76.9%増と大幅に伸びており、電気掃除機も11.8%増とわずかながら伸びた。

積水ハウスが2022年10月に実施した「年始に向けた大掃除調査(2022年)」(https://kyodonewsprwire.jp/release/202212141200)によると、約25.6%がコロナ禍で日常の掃除が「増えた」と回答している。裸足で生活しているとフローリングに皮脂が付くこともあり、巣ごもり生活で長時間家の中にいると汚れが気になってくるということなのだろう。

先ほどの統計では、2020年度にホットプレートの販売台数が約56.1%も伸びている。手軽に調理できることから巣ごもり需要として伸びたのだが、ホットプレート調理をすると油がはねて床が汚れやすいデメリットもある。筆者はそれを掃除するのに水拭きスティック掃除機を使っているのだが、こうしたニーズももしかしたらあるのかもしれない。

床の上をはい回る赤ちゃんや幼児がいる家庭では、床の上のゴミやホコリを掃除して常にきれいにしたいのはもちろんだが、それに加えて水拭き掃除をすることでさらに清潔を保てる。食べ物や飲み物をこぼした際にも、雑巾で拭いてから掃除機をかけるといった手間がかからずに済む。

高齢者世帯では、腰を曲げずに掃除できるというのが魅力だ。ペットを飼っている家庭では、抜け落ちる毛を掃除するのと同時に水拭き掃除をできるため、体への負担を抑えられる。