債券は下落か、日銀利上げ議論の報道-来週の会合に向け警戒感強まる

AI要約

日本銀行が利上げを議論するとの報道を受け、25日の債券相場は下落が予想されている。

三菱UFJアセットマネジメントのファンドマネジャーは利上げの可能性を指摘し、債券相場は上値の重い展開になると見ている。

新発10年物国債利回りの予想レンジや先物取引の動向についても報告されている。

債券は下落か、日銀利上げ議論の報道-来週の会合に向け警戒感強まる

(ブルームバーグ): 25日の債券相場は下落が予想されている。日本銀行が来週の金融政策決定会合で利上げを議論するとの一部報道を受けて、政策修正への警戒感が一段と強まる。

日銀は利上げを来週検討へ、債券購入半減も発表の計画-ロイター

三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは、政府・与党の要人が円安是正と金融政策の正常化にたびたび言及している上、日銀としても会合後に再び円安が加速することは避けたいはずで、利上げは十分あり得ると予想。債券相場は上値の重い展開になるとみている。

同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは1.075~1.125%(24日は1.07%で終了)、先物中心限月9月物は142円18銭~142円73銭(同142円80銭)。

先物夜間取引で9月物は24日の日中取引終値比25銭安の142円55銭で終えた。

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