〔ロンドン外為〕円急伸、154円台半ば(24日正午)

AI要約

ロンドン外国為替市場での円相場が日銀の追加利上げ観測を受けて急上昇し、1ドル=154円台半ばに到達した。

日銀の追加利上げの期待から円買い基調が続き、円は5月以来の高値を記録した。

ユーロやポンド、スイス・フランなどとの為替レートも円高基調で推移している。

 【ロンドン時事】24日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、日銀の追加利上げ観測を受けた円買い・ドル売りが強まる中、1ドル=154円台半ばに急伸した。正午現在は154円51~61銭と、前日午後4時(155円93銭~156円03銭)比1円42銭の大幅な円高・ドル安。

 円は朝方に154円50銭台で推移した後はやや弱含み、一時154円90銭台で取引された。ただ、日銀が今月末の金融政策決定会合で追加利上げに踏み切るとの見方から円買い基調が続き、午前中盤に一時154円29銭前後と、5月16日以来約2カ月ぶりの高値を付けた。

 対ユーロは1ユーロ=167円54~64銭(前日午後4時は169円11~21銭)と、1円57銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0838~0848ドル(同1.0840~0850ドル)。

 ポンドは1ポンド=1.2902~2912ドル(同1.2903~2913ドル)。スイス・フランは1ドル=0.8865~8875フラン(同0.8918~8928フラン)。