〔NY外為〕円、156円台後半(22日朝)

AI要約

ニューヨーク外国為替市場で円相場が円買い・ドル売りの流れにより156円台後半に上昇。

日経平均株価の下落や米長期金利の低下が円高を促し、ドルは対主要通貨で上昇。また、米大統領選関連の動きは相場に影響を与えず。

米市場では2024年4~6月期GDP改定値やPCE物価指数の発表を注目しながら、ユーロは対ドルで下落している。

 【ニューヨーク時事】週明け22日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、円買い・ドル売りが優勢となった海外市場の流れを引き継ぎ、1ドル=156円台後半に上伸している。午前9時現在は156円80~90銭と、前週末午後5時(157円45~55銭)比65銭の円高・ドル安。

 日経平均株価の下落や米長期金利の低下を背景に、海外市場では円を買ってドルを売る動きが先行。円は一時156円25銭付近まで上昇したが、その後は対主要通貨でのドル高基調を眺めてジリ安となった。

 米市場の朝方は経済指標などの発表がなく、手掛かり材料に乏しい。11月の米大統領選で再選を目指していたバイデン大統領が撤退を表明したことは、相場にあまり響いていないもよう。市場は、週後半に発表される2024年4~6月期国内総生産(GDP)改定値や個人消費支出(PCE)物価指数の行方に注目している。

 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0870~0880ドル(前週末午後5時は1.0878~0888ドル)、対円では同170円50~60銭(同171円28~38銭)と、78銭の円高・ユーロ安。