〔東京株式〕一段安=円高進行を嫌気(24日後場中盤)

AI要約

日経平均株価は一段安で為替の影響により売り込まれる。日銀の利上げ観測や円高・ドル安の影響もある。

後場も円高を嫌気し売りが続き、多くの銘柄が値を下げる状況。日経平均株価は小幅安で始まる。

朝方に比べて為替が円高に振れ、日経平均株価は軟調。終値は前日比85円55銭安の3万9508円84銭。

 (13時30分)日経平均株価は一段安。為替が6月5日以来の1ドル=154円台に下落したことが嫌気され売り込まれている。市場関係者は「為替の影響以外に材料はない。日銀による利上げ観測が浮上し、円高・ドル安になり、日経平均も下げ幅が拡大している」(大手証券)という。

 (後場寄り)円高を嫌気し売りに押された前場の流れを引き継ぎ、幅広い銘柄が値を下げている。後場の日経平均株価は前日比196円83銭安の3万9397円56銭で始まるなど小幅安。

 (前引け)【プライム】日銀の追加利上げ観測の高まりを背景に、朝方に比べて為替が円高に振れたことが嫌気され日経平均株価は軟調。午前の終値は、前日比85円55銭安の3万9508円84銭。東証株価指数(TOPIX)は、10.48ポイント安の2822.91。

 73%の銘柄が値下がりし、値上がりは23%。出来高は7億8334万株、売買代金は1兆8384億円。

 業種別株価指数(33業種)は不動産業、鉱業、電気・ガス業などが下落。上昇は輸送用機器、精密機器、医薬品など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は弱含み。出来高は1億7788万株。

 【グロース】グロースCore、グロース250はともに下落。

 (10時30分)朝方に値を消していた値がさの半導体関連株に買いが入り、日経平均株価は下げ幅を縮小している。プラス圏に転じる場面も見られ一進一退の状況だ。市場関係者は「(日経平均は)7月12日以降3000円弱下げているため、自律反発を期待する動きが見られている」(大手証券)という。ただ、バリュー株を中心にプライム市場の約7割の銘柄が値下がりしており上値は重い。

 (寄り付き)前日の米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落したのを受け、半導体関連株を中心に売られている。日経平均株価の始値は前日比257円65銭安の3万9336円74銭。