米コカ・コーラ、通期見通し上方修正 第2四半期も好調 値上げ寄与

AI要約

コカ・コーラは第2・四半期の決算を発表し、市場予想を上回る好業績を達成した。海外市場での値上げが効果を発揮し、売上高を伸ばした。

通期の売上高と利益見通しも引き上げられ、株価は上昇。オーガニックの売上高見通しは9─10%増、調整後利益見通しは5─6%増となった。

需要減退の影響も受けつつも、コカ・コーラの販売数量は2%増加したが、北米地域では消費者の慎重さから販売量が1%減少している。

米コカ・コーラ、通期見通し上方修正 第2四半期も好調 値上げ寄与

[23日 ロイター] - 米飲料大手コカ・コーラは23日、通期売上高と利益見通しを引き上げた。合わせて発表した第2・四半期決算も市場予想を上回った。主に海外市場での値上げが業績に寄与した。

コカ・コーラの株価は米株式市場序盤の取引で約1.5%高で推移した。

通期のオーガニック(為替変動や買収の影響を除く)売上高見通しは9─10%増、調整後利益見通しは5─6%増とした。従来予想はそれぞれ8─9%増、4─5%増だった。

第2・四半期の純売上高は2.9%増の123億1000万ドルで、LSEGがまとめたアナリスト予想の117億6000万ドルを上回った。

調整後の1株利益は0.84ドル。市場予想は0.81ドルだった。

第2・四半期の平均販売価格は9%上昇したものの、需要減退にはつながらず、販売数量は2%増加した。しかし、消費者が支出や外食に慎重となっている北米地域での販売量は1%減少した。