コカ・コーラ、通期見通しを引き上げ-値上げ奏功で4~6月は好調

AI要約

米清涼飲料大手コカ・コーラは、通期の見通しを上方修正した。価格上昇が寄与し、第2四半期決算は好調だった。

通期の本業ベースの売上高は9-10%増が予想されており、第2四半期の売上高はアナリスト予想を大きく上回った。

製品の値上げ率は全地域で9%に達し、北米では11%の値上げ率となった。ただし、北米のユニットケース販売数量は1%減少している。

(ブルームバーグ): 米清涼飲料大手コカ・コーラは、通期の見通しを上方修正した。価格上昇が寄与し、4-6月(第2四半期)決算は好調な内容となった。

同社は為替変動の影響などを除いた通期の本業ベースの売上高について9-10%増を予想。4月時点では8-9%増と予想していた。

4-6月の本業ベースの売上高は15%増と、アナリスト予想の平均(9.4%増)を大きく上回る伸びとなった。

売上高は123億ドル(約1兆9200億円)と、アナリスト予想の平均を上回った。1株当たり利益は84セントで、こちらも市場予想(81セント)を超えた。

全地域を平均すると、製品の値上げ率は9%となり、アナリスト予想(8%)を上回った。北米では11%の値上げとなった。

ユニットケース販売数量は、世界全体で2%増と市場予想と一致。ただ北米では1%減となった。

原題:Coca-Cola Beats, Boosts Full-Year Outlook on Higher Prices (1)(抜粋)

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