マレーシア成長率速報、第2四半期+5.8% サービス・輸出が寄与

AI要約

マレーシアの第2・四半期GDPは前年比5.8%増となり、サービス部門と輸出の回復が成長を牽引した。

サービス部門の成長率は前期から拡大し、主要なセクターで業績が改善している。対外貿易も増加した。

今年上半期は5%増の成長を記録し、国内と輸出主導で年内も良好な見通し。ただし、アナリストはインフレ上昇で成長率の鈍化を懸念。

マレーシア成長率速報、第2四半期+5.8% サービス・輸出が寄与

Danial Azhar

[クアラルンプール 19日 ロイター] - マレーシア統計局が19日発表した速報値によると、第2・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は前年比プラス5.8%となった。

サービス部門の拡大と輸出の回復が寄与し、第1・四半期の4.2%から加速した。

統計局によると、主導したのはサービス部門で、前期の4.7%増から5.6%増に拡大した。卸売・小売、運輸・保管、金融・保険の業績改善で今後は成長が一段と促進されると予想。「対外部門では貿易が前年比で増加した」と分析した。

今年上半期の成長率は5%増、前年は4.1%増だった。国内と輸出主導要因に支えられて成長は継続し、年内の見通しは良好としている。

ただアナリストは、補助金や価格調整によるインフレ上昇で成長率は今後鈍化すると予想している。

第2・四半期GDPの公式発表は8月16日に予定されている。