円安&インフレの今、お得に海外に行くなら「ポーランド」?激推しの理由

AI要約

日本から海外旅行が高額化する中、円安とインフレの影響を感じながらも、お得な海外旅行先や旅の楽しみ方を提案するライターの体験を元に、おすすめの国やセンスの良い方法についてまとめられた記事。

2023年に感染症法の分類が引き下げられ、海外旅行の門戸が開かれたものの、日本人の海外旅行需要はまだ回復しておらず、円安やインフレの影響も受けている現在。

しかし、海外旅行が費用対効果の高い国はまだ存在し、記事ではそれに言及しつつ、円安・インフレの中での海外旅行の楽しみ方について解説されている。

円安&インフレの今、お得に海外に行くなら「ポーランド」?激推しの理由

「NYで2ドル90セントのメトロ、カード払いにしたらそのあと500円くらいで請求された……」

「サンドイッチと飲み物だけで7500円ってどういうこと?」

海外旅行をSNSで検索すると、そんな悲鳴が溢れて出てくる。では円安&インフレの今は日本から海外に旅行はもはや諦めるしかないのだろうか。

ライターの長谷川あやさんはコロナ前は年間100日以上海外を旅するほど、多くの旅を重ねてきた。コロナ禍を経て旅の回数は戻ってきたが、円安の影響を身体で感じている。しかし「そんな中でもお得に楽しめる海外はある!」と言うのだ。

そこで長谷川さんが自腹でもう一度行きたい場所と、そこでのお得な旅の仕方をまとめてもらった。

前編では、いまイチオシの国について。

2023年5月に新型コロナの感染症法上の分類が5類に引き下げられ、久しぶりに海外への門戸が開かれた感がある。筆者も2023年は日本に閉じ込められていた数年を取り戻すかのように、プライベート、出張問わず、がつがつと海外へと出かけた。

とはいえ、日本の海外旅行の需要回復は遅れている。日本政府観光局(JNTO)によると、2023年の年間の日本人出国者数(推計値)は962万4100人。コロナが始まる前の2019年比では52.1%減となっている。

そりゃそうだ、インフレに、記録的なまでの円安──。異文化体験は楽しいとはいえ、海外から帰ってきた後は、自分がお金持ちになった錯覚に陥ってしまう(笑)。先日、アメリカから戻った直後に日本のスーパーに行ったら、豆腐50円とか、納豆80円とか、もはや無料のように思えた。あるプレスツアーで一緒になった、スウェーデン人のジャーナリストに、「日本には10ドル以内でランチが食べられるところがたくさんある」と言うと、にわかには信じられない様子だった。……ホントですよ(笑)。外国人観光客が日本で爆買いするのもおおいに理解できる。

「そんな時は、おとなしく国内に引っ込んでいればいいじゃないか」という声もあると思うが、物価高も円安の終わりが見えない今、いつまで待てばいいのか──。

というわけで、今年も積極的に海外に飛び出したいと思っている筆者が、コロナ禍以降の海外取材・旅行の体験から、インフレ&円安の今のおすすめのデスティネーション、また、お金をあまり使わずに旅を満喫できる方法をまとめてみた。渡航した国は限られているので、情報に偏りがあるのはご容赦願いたい。