英消費者信頼感、7月は約3年ぶり高水準 予想下回る=GfK

AI要約

7月の英消費者信頼感指数がマイナス13で、6月よりわずかに改善した

政権交代やユーロでのイングランド代表の活躍が消費者信頼感に大きな影響を与えず

消費者の高額購入意欲は改善しているが、経済に対する心理は変わらず警戒感を示唆している

[ロンドン 19日 ロイター] - 市場調査会社GfKが19日発表した7月の英消費者信頼感指数はマイナス13で、6月のマイナス14から小幅改善した。2021年9月以来の高水準となったが、ロイターがまとめたエコノミスト予想のマイナス12は下回った。

政権交代やイングランド代表が準優勝したサッカー欧州選手権(ユーロ)は大きな後押しにならなかった。

GfKの顧客戦略担当ディレクター、ジョー・ステートン氏は、高額な購入に対する消費者の意欲を表すサブ指数が7ポイント、個人財政評価を表す指数が2ポイントそれぞれ改善したことは、小売業者に朗報かもしれないと指摘した。

ただ経済に対する心理は変わっておらず、ステートン氏は「新政権が経済全体と個人の財政に具体的にどう影響するかを正確に見極めようと人々が待ちの姿勢となり、7月の消費者信頼感調査は警戒感を示唆している」と述べた。