【解説】並盛430円が「460円」に…松屋で16日から「深夜料金」導入へ 午後10時から午前5時まで“7%加算”

AI要約

松屋フーズは、16日から深夜料金を導入し、牛丼チェーン「松屋」と「松のや」で午後10時から午前5時まで7%の追加料金を加算する。

1都6県の723店舗に適用され、すき家に続く深夜料金の導入となる。

外食チェーンで相次ぐ深夜料金の導入について、背景や反応を解説する。

【解説】並盛430円が「460円」に…松屋で16日から「深夜料金」導入へ 午後10時から午前5時まで“7%加算”

松屋フーズは、16日から牛丼チェーン「松屋」と「松のや」で深夜料金を導入し、午後10時から午前5時まで7%の追加料金を加算する。

この措置は1都6県の723店舗に適用され、「すき家」に続く深夜料金の導入となる。

「すき家」に続き、「松屋」でも16日から深夜料金の導入が始まる。

松屋フーズホールディングスは、牛丼チェーン「松屋」と、とんかつ専門店の「松のや」で16日から「深夜料金」を導入する。

午後10時から午前5時は、深夜料金として合計金額に7%を加算。

1都6県にある723店舗が対象で、深夜料金をめぐっては、牛丼チェーンの「すき家」も4月から導入していた。

また「松屋」は16日から、約40品目で10円から100円値上げした。

「牛めし(並盛)」は税込みで400円から430円に引き上げる。

原材料価格や人件費などの上昇が影響しているという。

外食チェーンで相次ぐ深夜料金の導入について、くわしく解説する。

木村 拓也 キャスター:

松屋が16日から導入する深夜料金。通常、牛めし並盛りは「430円」ですが、午後10時から午前5時までは「460円」と30円加算されます。

木村 キャスター:

大手牛丼チェーンの深夜料金をめぐっては、すき家が4月に導入、そして16日から松屋が導入しました。2社とも上乗せは7%としています。

また深夜料金を導入をしていない「吉野家」は、深夜料金の導入について、「バランスを見ながら、価格の検討は常にしていく」ということでした。

青井 実 キャスター:

牛丼チェーン以外でも、深夜料金が広がっていますよね?

木村 キャスター:

ファミリーレストランでは、ガストやサイゼリヤ、デニーズ、ロイヤルホストなど多くのチェーンですでに導入されていて、深夜料金の10%が上乗せとなっています。

宮司 愛海 キャスター:

外食産業は人手不足なども、背景にあるのでしょうか?

木村 キャスター:

深夜料金を導入した理由について、松屋は「原材料価格や人件費の上昇が影響している」としています。そもそも深夜労働に対しては、労働基準法で通常賃金に25%を上乗せすることになっていますので、その高い分を補う狙いもあるのかもしれません。

木村 キャスター:

深夜料金については対応が異なる大手3社ですが、店舗数をそれぞれ見ると、深夜料金をいち早く導入したすき家が最も多く、吉野家と松屋が続く形となっています。

青井 キャスター:

こうした価格上乗せの流れで、ほかの飲食店で深夜料金が出てくる可能性もありますよね。

木村 キャスター:

働いている人に適切な賃金を払うことを考える一方で、深夜にしか利用できない人のことなども考えていかなければと思います。

(「イット!」 7月16日放送より)