アマゾン「プライムデー」、開始直後6時間の売上高が前年比13%増

AI要約

米アマゾンの大型セール「プライムデー」が好調で、初6時間の売上高は前年比13%増加。出店ブランドを管理するモメンタム・コマースが分析。

昨年と比べ商戦が好調で、初期データから売上が伸びていることが分かる。50のブランドの販売を管理するモメンタム・コマースによると、アマゾンのサイトでの売上高は年間約70億ドル。

個人消費は続いているが、戦略的な支出が目立ち、プライムデーは追い風となる。購入商品は高額な電子製品ではなく、ヘッドホンや充電器などが人気。

アマゾン「プライムデー」、開始直後6時間の売上高が前年比13%増

(ブルームバーグ): 米アマゾン・ドット・コムの大型セール「プライムデー」は、開始から6時間の売上高が前年同期比で約13%増加した。出店ブランドに代わってアマゾン上での売上高を管理するモメンタム・コマースが分析した。

モメンタム・コマースによると、昨年のプライムデーでは最初の数時間に売上高がピークに達しており、今回の初期データから商戦が好調であることがうかがわれるとしている。クロックス、レゴなど50のブランドの販売を管理する同社は、アマゾンのサイトで年間およそ70億ドル(約1兆1100億円)の売上高を扱っており、プライムデーの販売状況を見極める上で大きなサンプルとなる。

調査会社イーマーケターのアナリスト、スカイ・カナベス氏は、「個人消費は続いているが、戦略的に支出しており、プライムデーのようなセールには追い風となり得る」と指摘。「購入商品はノートパソコンのような高額な電子製品ではなく、ヘッドホンや充電器のようなものになるだろう」と述べた。

アマゾンに批判的なバーニー・サンダース上院議員は、プライムデーに合わせて暫定報告書を公表。セール期間中の販売急増により、アマゾンの倉庫従業員が注文対応で負傷する可能性が高まると主張した。

原題:Amazon Prime Day Sales Rise 13% in First Six Hours of Event(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.