ASML、第2四半期決算は予想上回る AI需要で新規受注増加

AI要約

オランダの半導体製造装置メーカーのASMLが第2四半期の決算を発表。売上高と純利益がアナリスト予想を上回り、中国向けの売り上げが伸びたことが要因。新規受注も増加し、半分近くはAIやスマートフォン向けの最先端EUV製品によるもの。

純利益は16億ユーロ、売上高は62億ユーロだったが、前年同期に比べると下回った。アナリスト予想はそれぞれ14億1000万ユーロと60億4000万ユーロ。

新規受注は56億ユーロで、前期から増加。ビジブル・アルファの集計によると、アナリストは新規受注を50億ユーロ前後と予想していた。

ASML、第2四半期決算は予想上回る AI需要で新規受注増加

Toby Sterling Nathan Vifflin

[アムステルダム 17日 ロイター] - オランダ半導体製造装置メーカーのASMLが17日発表した第2・四半期決算は、純利益と売上高がアナリスト予想を上回った。中国向けの売り上げが伸びた。新規受注も第1・四半期から増加した。

第2・四半期の純利益は16億ユーロ(17億4000万ドル)、売上高は62億ユーロだった。LSEGが集計したアナリスト予想は、純利益が14億1000万ユーロ、売上高が60億4000万ユーロ。

ただ、前年同期の純利益19億4000万ユーロ、売上高69億ユーロは下回った。

新規受注は56億ユーロで、第1・四半期の36億ユーロから増加。その半分程度は、人工知能(AI)やスマートフォン向け半導体製造に不可欠な最先端のEUV(極端紫外線)製品群によるものという。

ビジブル・アルファの集計によると、アナリストは新規受注を50億ユーロ前後と予想していた。